2022年3月 大山登山

雪の残る大山に登ってきました。
昨年の秋に登った大山。その時から雪の残る大山に登ってみたいと思っていました。
3月初旬、今年の冬は例年になく雪が多く、どうしようかと迷っていたところ
登山仲間から一緒に大山に登りに行かないか、とお誘いが・・・
まだ雪山の用意が何もできていなかったので急遽、登山ショップに走りました。

冬用の登山靴にアイゼン、ピッケルとゲイターの4点を購入。

靴は「SIRIO シリオ P.F.731」
3シーズン用の登山靴もシリオの物を使用している為、すぐに目についた。
試し履きしてみると足にピッタリ、価格も他ブランドの物と比べるとかなりリーズナブル!雪山入門用という事だが、私が求めるスペック的には十分ですぐに決定。
アイゼンは「GRIVEL グリベル G12 Jマチック」
靴に合わせてセミワンタッチ式の12本爪アイゼン。
ショップの品揃い的にもこれ一択だったが、性能的にも全く問題無く即購入決定。

ゲイターは「OR アウトドアリサーチ クロコゲイター」
ゲイターにしては結構なお値段だったが、アイゼン引っ掻けてズボン破くよりマシかな。。。
ピッケルは「BlueIce ブルーアイス ブルーバード」
ピッケルだけは近場のショップを何店舗か回って、どれにしようか物色した。
道具としては大事なものだが、完全に見た目重視でコレに決定。
ピッケルって、登山道具の中では一番テンションが上る道具だと思う(笑)
他の道具は3シーズン用の登山用具とスキーで使っている物を流用すればOK、準備万端。
その週末には登りに行く予定にしていたが、その日は関東でも春一番が吹く爆風予報・・・ あえなく私は不参加となりました。
しかし、せっかく道具を揃えたのにこのままでは勿体ない。
で、翌週には一人で登りに行くことに。

【AM7:00 南光河原駐車場】
駐車場には夜のうちに到着して5時間ほどの仮眠を取った。
朝起きてみると周囲は真っ白・・・
この日の天気予報は曇り時々晴。「何とか晴れないかな~」

【AM8:00 南光河原駐車場 出発】
初の雪山登山で多少の不安はあるものの登山者の姿は多い。
先週、予定通り登りに行った友人達は山頂付近の爆風で途中撤退したと報告が来ていた。
「風さえ吹かなければ何とかなるだろう。。。」

登りはじめ。雪は適度に緩んでいるし、道は登山者に踏み固められていて歩きやすい。
アイゼンが無くても登れそうだが、12本爪アイゼンは初めてだったので最初から装着する事にした。
「雪山デビューなので何事も経験ですね」

途中、スキーやスノーボードを背負った登山者さん達に抜かれていく。
大山はバックカントリースキーをする人も多いみたい。
私もスキー歴は長いが、約40年間リフト乗るスキーしかヤッてきていない。
「スキーも登山も好きだが、あの荷物を背負って登るのは私には無理かな。。。」

【AM8:34 標高1000m付近】
登り始めて30分ほどで標高1000mの看板。
周囲は相変わらずガスの中。しかし風は無く、特に寒さも感じない。
服は薄いドライレイヤー、中厚手のメリノウールにハードシェルの3枚。
気温6度で、登っているとじんわり額に汗が滲む程度。

【AM9:13 大山5合目】
秋に登った時より15分遅れのペースで5合目に到着。
ここまでの登りは急では無いが、まだアイゼンに慣れていない事もあり
雪に足を取られてペースは上がらない。

5合目を過ぎると樹林帯を抜けるが、ガスで真っ白、景色見えず・・・
とにかく足元だけを見ながら一歩づつ登るより他ない。

【AM9:33 大山6合目】
6合目に到着したけど、そこにあるはずの避難小屋が見えない。
なんと、あの立派な避難小屋は屋根まで雪に埋もれていた。
秋に来た時とは、まるで違う景色にびっくりする。

近づいてみると、中には入れるように雪かきしてくれている。
建物の高さから考えると、積雪3mぐらいだろうか。
ここで小休止して、ストックをピッケルに持ち替える。
他の登山者さんを観察していると、ここからアイゼンを付ける人もいるし
そのままストックを持って上がられる方もいる。
ピッケルが必要か?と言われると分らないが、初ピッケルなので気分の問題ですかね(笑)
ただ、ここから急登がつづきます。

夏道と違って、ほぼ直登。
「斜度はわからないが、スキー場の上級者コースぐらいはあるな。。。」
何とか前の人に続いて、登り始める。

稜線に出ると少し風が出てきた。
たまにガスってホワイトアウトしかけたり、

かと思うと雲が途切れて青空が顔を出したり。
天気の状況はコロコロと変わるが、まだ風が少ないぶん登りやすい。

【AM10:24 大山8合目】
8合目の表示は雪に埋まって見えないが、看板から8合目だと判る。
ここで急な登りはひと段落、ここからは木道区間に入るはず。

【AM10:34 大山9合目】
木道は雪に覆われていて、ほとんど見えなくなっている。
大山で強風などに見舞われて緊急の時には、木道の下に避難すると良いと
どこかで聞いたことがあるけど、なるほど理にかなっているなと感じた。
木道の下には若干の空洞があり、キャラボクの枝に覆われている。

【AM10:44 山頂避難小屋】
ガスの中を暫く歩いていると、建物の姿がぼんやりと現れてきた。
2階建ての避難小屋のはずだけど、屋根の部分しか見えていない。

1階部分はおろか、屋根の高さまで積雪が迫っている。
「今年は本当に雪が多いみたいですね!」
ここまで来れば、山頂はもうすぐそこ。

【AM10:48 大山弥山山頂 到着】
登山口から2時間45分での到着。
秋に登った時は1時間50分ほどで登っているので、約1時間は余計に掛かった計算になる。そして疲労度としては1.5倍くらい疲れた気がする・・・
しかも景色、真っ白。。。

山頂付近の気温は5℃とそれほど低くは無いが、じっとしていると身体が冷えてきた。
真っ白な景色を眺めていても仕方ないので、避難小屋で休憩することする。
避難小屋の1階は雪に埋もれている為、ヘッドランプが要るほど真っ暗だったが
登山靴を脱いで2階に上がると、窓から光が入って明るい。
この避難小屋は最近建て替えたらしく、中も新しくて綺麗。

湯を沸かして、ラーメンを食べる時は至福の時間。。。
「天気が良くなるまで、ここでゆっくりと休憩しよう」
実際には、避難小屋で座り込んだ途端に足が攣りかけた。
慣れないアイゼンのせいか?
寒さのせいか?
(それもあるが多分、普段の運動不足のせいです・・・)

【PM13:00】
避難小屋ではたっぷり1時間半ほど休憩していた。
すると徐々に外が明るくなってきたので、小屋を出てみることに。
登山者は皆んな剣ヶ峰のほうを眺めて、空が晴れるのを待っていました。

時折、雲の切れ間から太陽は顔を出すんだけど・・・

弥山山頂から少し先の三角点までは望むことは出来たが、
その先の剣ヶ峰は見えず。。。
私も三角点まで進んで、剣ヶ峰が見えるまで20分ほど待っていましたが
「今日はもう無理か・・・」 あきらめて下山することにした。

【PM13:40 下山開始】
登山道には目印のポールが立てられている。
15mくらいの間隔で立ててくれているので、見失うことは無い。
右側は雪庇と急斜面なので、ポールで示されたラインを外さずに下りていく。

高度を下げていくと徐々に視界が開けてきた。
眼下に麓の大山スキー場が見える。

元谷方面。

【PM14:10 6合目避難小屋】
6合目避難小屋まで下りてきたが、弥山山頂と剣ヶ峰は未だに雲に覆われたままだった。

【PM14:30】
秋に登ったルートと同じく、分岐から元谷への方向に下りる。
この頃にはすっかり晴れて気温も上昇、春の陽気。
汗が噴き出して堪らずハードシェルを脱いだ。

【PM15:00】
元谷到着。
ここからの北壁の景色が綺麗でした。



「雪と雲に覆われた北壁も迫力ありますね」

【PM15:30 大神神社奥宮 到着】
行者登山口のある大神神社に到着。下山時間は1時間50分。
秋のコースタイムからは30分遅れ。
シリセード(尻滑り)で滑り降りたらもっと早いのだろうか?
スキーで降りる人はもっと早いと思う。わずか数分か?
(慌てず景色見ながらゆっくり下りてきたので、時間は関係ないけどね)
帰りは少し寄り道して、前回通り過ぎて見過ごしてしまった‟金門”に寄ることにする。

【PM15:50 金門】
いにしえからの言い伝えが残る「金門」という場所。
(看板にその言い伝えが書かれていたが何と書かれていたかは忘れた・・・)

「それでも何かを感じるパワースポット的な場所ですね(笑)」

【PM16:10 駐車場 到着】
登り始めから8時間の日帰り登山、無事に駐車場まで戻ってきた。
山頂からの景色はイマイチだったが、のんびりと雪山登山を堪能することが出来た。

「今度は山頂からの素晴らしい景色を拝みたいものですね」
【おまけ】
この日は下山後、米子市内に宿泊。
翌日は下山途中からも見えた‟だいせんホワイトリゾートスキー場”に滑りに行きました。

今回は登山道具と一緒に、スキー道具も載せていきましたよ。

「スキー場から見える大山も綺麗だな~」
(この日も大山は雲被っているけど)
今シーズンはスキーも5回目。近年に無い積雪の多さでスキーヤーにとっても良い冬でしたね。
2日間で雪山登山とスキーを両方楽しめた良い山行でした。
【編集後記】
初めての雪山登山。3月中旬の残雪期とはいえ、たっぷりの雪の中で登山を楽しむことができた。大山は登山者も多く、トレースもバッチリで危険箇所も少なかった。また、この日は気温も低くなく、風も少ないなど条件にも恵まれたおかげで雪山登山初心者の私でも普通に登ることができた。

只、登山としては夏や秋に登るのとは全く違っていた。汗をかきすぎないようにゆっくり登ったつもりでも明らかに体力は消耗していた。山頂で足が攣ったのも、慣れないアイゼンのせいもあるが思ったより水分を摂れていない可能性もあったかもしれない。実際に登ってみて、装備的なことや体力的なことを体感できて良い経験になった。
雪山や冬の登山は、天候の急変・突風・ホワイトアウト・低体温症などで遭難のリスクも高い。私みたいな初心者は無理をしないのが一番だろう。厳冬期の高山などは避けて、なるべく安全な時期に安全な条件で安全な山に登ろうと思う。雪山の景色は素晴らしいものだから、安全で楽しい登山を心掛けたいと思った。ゴールデンウィークの時期くらいで良い山があるか調べてみようかな。
3月初旬、今年の冬は例年になく雪が多く、どうしようかと迷っていたところ
登山仲間から一緒に大山に登りに行かないか、とお誘いが・・・
まだ雪山の用意が何もできていなかったので急遽、登山ショップに走りました。

冬用の登山靴にアイゼン、ピッケルとゲイターの4点を購入。

靴は「SIRIO シリオ P.F.731」
3シーズン用の登山靴もシリオの物を使用している為、すぐに目についた。
試し履きしてみると足にピッタリ、価格も他ブランドの物と比べるとかなりリーズナブル!雪山入門用という事だが、私が求めるスペック的には十分ですぐに決定。
アイゼンは「GRIVEL グリベル G12 Jマチック」
靴に合わせてセミワンタッチ式の12本爪アイゼン。
ショップの品揃い的にもこれ一択だったが、性能的にも全く問題無く即購入決定。

ゲイターは「OR アウトドアリサーチ クロコゲイター」
ゲイターにしては結構なお値段だったが、アイゼン引っ掻けてズボン破くよりマシかな。。。
ピッケルは「BlueIce ブルーアイス ブルーバード」
ピッケルだけは近場のショップを何店舗か回って、どれにしようか物色した。
道具としては大事なものだが、完全に見た目重視でコレに決定。
ピッケルって、登山道具の中では一番テンションが上る道具だと思う(笑)
他の道具は3シーズン用の登山用具とスキーで使っている物を流用すればOK、準備万端。
その週末には登りに行く予定にしていたが、その日は関東でも春一番が吹く爆風予報・・・ あえなく私は不参加となりました。
しかし、せっかく道具を揃えたのにこのままでは勿体ない。
で、翌週には一人で登りに行くことに。

【AM7:00 南光河原駐車場】
駐車場には夜のうちに到着して5時間ほどの仮眠を取った。
朝起きてみると周囲は真っ白・・・
この日の天気予報は曇り時々晴。「何とか晴れないかな~」

【AM8:00 南光河原駐車場 出発】
初の雪山登山で多少の不安はあるものの登山者の姿は多い。
先週、予定通り登りに行った友人達は山頂付近の爆風で途中撤退したと報告が来ていた。
「風さえ吹かなければ何とかなるだろう。。。」

登りはじめ。雪は適度に緩んでいるし、道は登山者に踏み固められていて歩きやすい。
アイゼンが無くても登れそうだが、12本爪アイゼンは初めてだったので最初から装着する事にした。
「雪山デビューなので何事も経験ですね」

途中、スキーやスノーボードを背負った登山者さん達に抜かれていく。
大山はバックカントリースキーをする人も多いみたい。
私もスキー歴は長いが、約40年間リフト乗るスキーしかヤッてきていない。
「スキーも登山も好きだが、あの荷物を背負って登るのは私には無理かな。。。」

【AM8:34 標高1000m付近】
登り始めて30分ほどで標高1000mの看板。
周囲は相変わらずガスの中。しかし風は無く、特に寒さも感じない。
服は薄いドライレイヤー、中厚手のメリノウールにハードシェルの3枚。
気温6度で、登っているとじんわり額に汗が滲む程度。

【AM9:13 大山5合目】
秋に登った時より15分遅れのペースで5合目に到着。
ここまでの登りは急では無いが、まだアイゼンに慣れていない事もあり
雪に足を取られてペースは上がらない。

5合目を過ぎると樹林帯を抜けるが、ガスで真っ白、景色見えず・・・
とにかく足元だけを見ながら一歩づつ登るより他ない。

【AM9:33 大山6合目】
6合目に到着したけど、そこにあるはずの避難小屋が見えない。
なんと、あの立派な避難小屋は屋根まで雪に埋もれていた。
秋に来た時とは、まるで違う景色にびっくりする。

近づいてみると、中には入れるように雪かきしてくれている。
建物の高さから考えると、積雪3mぐらいだろうか。
ここで小休止して、ストックをピッケルに持ち替える。
他の登山者さんを観察していると、ここからアイゼンを付ける人もいるし
そのままストックを持って上がられる方もいる。
ピッケルが必要か?と言われると分らないが、初ピッケルなので気分の問題ですかね(笑)
ただ、ここから急登がつづきます。

夏道と違って、ほぼ直登。
「斜度はわからないが、スキー場の上級者コースぐらいはあるな。。。」
何とか前の人に続いて、登り始める。

稜線に出ると少し風が出てきた。
たまにガスってホワイトアウトしかけたり、

かと思うと雲が途切れて青空が顔を出したり。
天気の状況はコロコロと変わるが、まだ風が少ないぶん登りやすい。

【AM10:24 大山8合目】
8合目の表示は雪に埋まって見えないが、看板から8合目だと判る。
ここで急な登りはひと段落、ここからは木道区間に入るはず。

【AM10:34 大山9合目】
木道は雪に覆われていて、ほとんど見えなくなっている。
大山で強風などに見舞われて緊急の時には、木道の下に避難すると良いと
どこかで聞いたことがあるけど、なるほど理にかなっているなと感じた。
木道の下には若干の空洞があり、キャラボクの枝に覆われている。

【AM10:44 山頂避難小屋】
ガスの中を暫く歩いていると、建物の姿がぼんやりと現れてきた。
2階建ての避難小屋のはずだけど、屋根の部分しか見えていない。

1階部分はおろか、屋根の高さまで積雪が迫っている。
「今年は本当に雪が多いみたいですね!」
ここまで来れば、山頂はもうすぐそこ。

【AM10:48 大山弥山山頂 到着】
登山口から2時間45分での到着。
秋に登った時は1時間50分ほどで登っているので、約1時間は余計に掛かった計算になる。そして疲労度としては1.5倍くらい疲れた気がする・・・
しかも景色、真っ白。。。

山頂付近の気温は5℃とそれほど低くは無いが、じっとしていると身体が冷えてきた。
真っ白な景色を眺めていても仕方ないので、避難小屋で休憩することする。
避難小屋の1階は雪に埋もれている為、ヘッドランプが要るほど真っ暗だったが
登山靴を脱いで2階に上がると、窓から光が入って明るい。
この避難小屋は最近建て替えたらしく、中も新しくて綺麗。

湯を沸かして、ラーメンを食べる時は至福の時間。。。
「天気が良くなるまで、ここでゆっくりと休憩しよう」
実際には、避難小屋で座り込んだ途端に足が攣りかけた。
慣れないアイゼンのせいか?
寒さのせいか?
(それもあるが多分、普段の運動不足のせいです・・・)

【PM13:00】
避難小屋ではたっぷり1時間半ほど休憩していた。
すると徐々に外が明るくなってきたので、小屋を出てみることに。
登山者は皆んな剣ヶ峰のほうを眺めて、空が晴れるのを待っていました。

時折、雲の切れ間から太陽は顔を出すんだけど・・・

弥山山頂から少し先の三角点までは望むことは出来たが、
その先の剣ヶ峰は見えず。。。
私も三角点まで進んで、剣ヶ峰が見えるまで20分ほど待っていましたが
「今日はもう無理か・・・」 あきらめて下山することにした。

【PM13:40 下山開始】
登山道には目印のポールが立てられている。
15mくらいの間隔で立ててくれているので、見失うことは無い。
右側は雪庇と急斜面なので、ポールで示されたラインを外さずに下りていく。

高度を下げていくと徐々に視界が開けてきた。
眼下に麓の大山スキー場が見える。

元谷方面。

【PM14:10 6合目避難小屋】
6合目避難小屋まで下りてきたが、弥山山頂と剣ヶ峰は未だに雲に覆われたままだった。

【PM14:30】
秋に登ったルートと同じく、分岐から元谷への方向に下りる。
この頃にはすっかり晴れて気温も上昇、春の陽気。
汗が噴き出して堪らずハードシェルを脱いだ。

【PM15:00】
元谷到着。
ここからの北壁の景色が綺麗でした。



「雪と雲に覆われた北壁も迫力ありますね」

【PM15:30 大神神社奥宮 到着】
行者登山口のある大神神社に到着。下山時間は1時間50分。
秋のコースタイムからは30分遅れ。
シリセード(尻滑り)で滑り降りたらもっと早いのだろうか?
スキーで降りる人はもっと早いと思う。わずか数分か?
(慌てず景色見ながらゆっくり下りてきたので、時間は関係ないけどね)
帰りは少し寄り道して、前回通り過ぎて見過ごしてしまった‟金門”に寄ることにする。

【PM15:50 金門】
いにしえからの言い伝えが残る「金門」という場所。
(看板にその言い伝えが書かれていたが何と書かれていたかは忘れた・・・)

「それでも何かを感じるパワースポット的な場所ですね(笑)」

【PM16:10 駐車場 到着】
登り始めから8時間の日帰り登山、無事に駐車場まで戻ってきた。
山頂からの景色はイマイチだったが、のんびりと雪山登山を堪能することが出来た。

「今度は山頂からの素晴らしい景色を拝みたいものですね」
【おまけ】
この日は下山後、米子市内に宿泊。
翌日は下山途中からも見えた‟だいせんホワイトリゾートスキー場”に滑りに行きました。

今回は登山道具と一緒に、スキー道具も載せていきましたよ。

「スキー場から見える大山も綺麗だな~」
(この日も大山は雲被っているけど)
今シーズンはスキーも5回目。近年に無い積雪の多さでスキーヤーにとっても良い冬でしたね。
2日間で雪山登山とスキーを両方楽しめた良い山行でした。
【編集後記】
初めての雪山登山。3月中旬の残雪期とはいえ、たっぷりの雪の中で登山を楽しむことができた。大山は登山者も多く、トレースもバッチリで危険箇所も少なかった。また、この日は気温も低くなく、風も少ないなど条件にも恵まれたおかげで雪山登山初心者の私でも普通に登ることができた。

只、登山としては夏や秋に登るのとは全く違っていた。汗をかきすぎないようにゆっくり登ったつもりでも明らかに体力は消耗していた。山頂で足が攣ったのも、慣れないアイゼンのせいもあるが思ったより水分を摂れていない可能性もあったかもしれない。実際に登ってみて、装備的なことや体力的なことを体感できて良い経験になった。
雪山や冬の登山は、天候の急変・突風・ホワイトアウト・低体温症などで遭難のリスクも高い。私みたいな初心者は無理をしないのが一番だろう。厳冬期の高山などは避けて、なるべく安全な時期に安全な条件で安全な山に登ろうと思う。雪山の景色は素晴らしいものだから、安全で楽しい登山を心掛けたいと思った。ゴールデンウィークの時期くらいで良い山があるか調べてみようかな。